秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「ごめん。今日公園で…盗み聞き…した。」

「え?」

「コンビニから木谷と一緒にでてきたのが見えて…手つないでたから焦って…」

夏菜を見たら怪訝な顔していたから…焦って俺は夏菜の手を取った。

「それで、公園まで着いていって、つい後ろで聞いて…って、ゴメン。気分悪いよな。盗み聞きなんて。」

そしたら逆に夏菜が

「ごめんなさい。」

と頭を下げた。

「あんな男と昔付き合ってた女なんです。わたし。だからやっぱり副社長の婚約者になんて…。」

え?そうくる?

「バカ。それはないよ。今の夏菜が好きなんだから…過去なんて関係ないよ。」

「いいんですか?こんなわたしで?」

「あたりまえだ。俺は夏菜だったらそれでいい。それより夏菜が俺の生活からいなくなることのほうが…俺は嫌だ。」
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