秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
一瞬木谷くんが息をのむのが分かる。

『何?経費の申請おかしかった?』

ぶっきらぼうに言い放つ木谷くん。

『そうじゃないけれど、私的なことで電話した。ごめん。一度話をしたいの。』

『……』

言葉に詰まっているのがわかる。

『お願い。話をさせて。ちゃんとこれから先、生きていくために…話さなきゃならないでしょ?わたしたち。』

『………』

結構長い沈黙があった。
後ろでは電車のアナウンスが聞こえている。
ほんとに仕事中なんだろう。

『いいよ。』

木谷くんはぶっきらぼうに言った。

『じゃあ。土曜日。朝なら時間つくってやる。』

土曜日の朝?ってギリギリ…。けど…仕方ない。

『わかった。じゃぁカフェでいいかな?』

『いいよ。』

わたしは自分の最寄り駅の駅前にあるカフェを指定した。


土曜日10時に木谷くんがそこへ来る。

そして…
そこでわたしは高校2年からの7年間にケリをつけないといけないのだ…。

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