秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「なんだよ。マジかよ。適当に言ってみたけどそこまで話進んでるやつなの?」

木谷くんが頭のうしろで手をくんだ。

「うん。まぁ。」

木谷くんにはほんとのことを言っておこうと思った。それが木谷くんに対する礼儀だと…。

「木谷くんもよく知ってる人だから…」

「ってことは宝永のやつ?」

「うん。副、社長。」

「……」

木谷くんが固まった。

「は?」

「ってことなので…本当に…」

「マジか…?」

そして、ちょっと固まっていたけど、しばらくして言った。

「大変だな。夏菜。まぁ俺もだけど。副社長夫人かよ。」

「これからね。副社長と三上物産主催の船上パーティーに出席するの。」

「三上物産って…。」

そしてふっと笑った。

「俺もそろそろ夏菜以外のいい女…探すことにするわ。副社長夫人にちょっかい出してるなんて言われたら、俺の出世街道がたがた道になっちまう。」

そして立ち上がった。
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