秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「ここでよう。もうこれで最後だ。」

わたしたちはカフェを出ると、駅の改札まで木谷くんを見送った。

と、突然木谷くんがわたしをぎゅっと抱きしめた。

「木谷くん?」

「ごめん。最後だけ、こういうことするの許して。一度も俺のものにはならなかったけど、好きだった。ありがとう。」

そして手を放した。

「幸せに…なれよ。」

「うん。ありがとう。」

木谷くんはそういうと改札の奥へ消えていった。

ようやくかたがついた。

木谷くんとのことは…7年間わたしの心を封じ込めた。
けれど、これでわたしも解放された。

やっと…やっと…副社長…春くんと向き合える。

わたしは大急ぎで家に戻った。

時間が…もう…ヤバイ…


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