秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「結婚すんだな。」

相変わらず、日本酒を運んでくれる諒ちゃんが今日もやってきた。
新築祝いだと、めずらしいお酒を1本くれた。

「ああ。明日な。」

「あんたが…夏菜をほんとにこれから先も守れるってことが…わかったから…俺はあんたを認めるよ。」

諒ちゃんはすがすがしい顔をして俺に握手を求めた。

「夏菜を、たのんだからな。」

「おう。」

俺は諒ちゃんと固く握手をかわした。

「あと、これからも北村酒店よろしくな!ほかにも紹介してくれたら俺はどこでも行くぞ!」

そう言って、ニッと笑った。

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