秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~


控室で夏菜を待つ。

今片桐が最高にエレガントな夏菜を創作中だ。

「一生に1回のことなのよ!時間かけなくてどうするの!」

片桐ははりきって1か月前から夏菜をエステ漬にしていた。

エステから帰ってくるたびにすべすべになってくる夏菜を抱くのも悪くはない。


「春臣…おばさまがいらしたわよ。」

そう言って入ってきたのは、美しく、かつ控えめに着飾ったかおりだ。
その横にはすこしばかり後ろに控えたこちらもタキシード姿が決まっている京太郎がいる。

この2人もようやく認められたらしい。

最初はしぶりまくっていたかおりの両親も、2人の純愛には負けたらしい。
来春には結婚が決まった。

俺は京太郎に宝永の秘書をやめさせるつもりはなく…
かおりは千石グループの後を継ぐ女性だ。
おそらく後々は宝永と千石がタッグを組むことになるだろう。

まぁ…千石と組めば、怖いものなしになることまちがいなしではある。

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