秘密の同居生活~オレ様副社長の罠にはめられました~
「ビル管理会社の人が昼から来るんです。
同席いただけたらなって…思うんですけど…わたしひとりじゃ不安で…」

副社長は気軽にいいぞと言ってくれた。

そして、朝からジュジュの散歩に副社長に行ってもらい、わたしは掃除を頑張り、
昼までに綺麗にして、ビル管理会社の人を出迎えた。

ビル管理会社の人の話では家賃が安すぎるということだった。

あの辺りの土地代や周りの家賃状況を見ても今の家賃の2割増しでも安すぎるくらいらしい。

確かにおじいちゃんから引き継いでから何も見直しもしてなかったし…
あの辺りは前より拓けてきてるから、値段は上がってきてるのだろうし…
なにもアクションしてないわたしが悪いのだけど…。

値段を上げないと利益は見込めなくなるとのこと。

「なら、あげればいい。」

副社長はサラッと言うけれど…

「でも…反発が…」

「経営ってのはそういうもんだ。払えないと文句を言う借主は出て行ってもらうだけだ。利益が見込めないのならあげるしかない。」

「でも…それじゃあ…シビアすぎないですか?」

「なら、赤字にならないうちに売ることだな。イコールこの屋敷もいずれ手放すことになるぞ。」

う…。
なにも言えない…。
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