屋上でみつけたひとつの星

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【星side】

ゆなが、笑った。

と言うより、笑顔になった。

初めて見たその顔は今まで見てきた

誰の笑顔よりも可愛かった。



なんで俺、ゆなのこと可愛いって思ったんだ?

いや、別にそういうんじゃない。




多分、、、。



パンケーキを食べ終わったあと、

千瀬がゆなとメールを交換してないといって、

交換してた。

流れで、俺もゆなとメール交換した。


家に帰ってゆなのメールを見たら

なぜか声が聞きたくなった。



「もしもし、、、?」


気づいたら電話してた。



「、、、星?

もしもし?」


「俺だ。」


「うん、で、なに?」


「いや、別に、、、。」


「用がないなら、切るけど」


「待て、ちょっと待て。」



俺は何がしたかったんだ?

なんで電話をかけたんだ?



あ、声が聞きたかったんだ。


「、、、え」


「なに?もう1回言って?」


「声」


「は?」


「声が、聞きたかったんだ

それだけだ。」


「、、、そう」


「じゃ、切るな」


「え、うん」



俺は何をしてるんだ。


自分でも自分のやってることが

よくわからない。


とりあえず、寝るか。
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