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先生の全部、俺で埋めてあげる。



まだ、


心の準備ができてない。


なのにそいつらは俺の気持ちなんて知る由もなく、次々にページをめくっていく。


「大学の卒業アルバムってこんな感じなんだー!」


みんなは卒業アルバムを囲んでそれぞれ言いたいことを言っている。




「見て、この子超美人じゃね?ミスとか選ばれてそう」


一人の生徒が指差したその人が、ずっと見たくて見れなかった、加ヶ梨先生だった。


心臓が止まってしまうかと思った。




卒業アルバムに写っている先生は、俺が知ってる先生そのまんまだった。


少しだけ若いなって思うけど、全然変わってなくて。


なぜか目頭が熱くなった。



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