先生の全部、俺で埋めてあげる。
後先なんて何も考えていなくて、ただ体が勝手に動く。
なんでこんなに必死に図書館へ向かっているのかさえ分からなくなるくらい必死になる。
先生のことになるといつもそうだ。
図書館につくと、電気が消えていて。
”閉館”と書かれた立て看板を見て、やっと我に返った。
「なにやってんだ、俺…」
閉館時間を過ぎていることなんてちょっと考えれば分かることなのに。
会えないんだと悟って、絶望感に苛まれていると、
「なんで、ここにいるんですか?」
誰かの声が聞こえて。
ふり返ると青山さんだった。