先生の全部、俺で埋めてあげる。



そこまで読んで一度本を閉じた。


やっぱり日記だ。


心臓がドキドキいっているのが分かる。


そのめくれていたページには、俺と初めて会った時のことが書いてあって。


前に、先生が話してくれた言葉を思い返す。


読んじゃまずいよなって思って片付けようとして、手が止まる。




気になって仕方なくて。


衝動に負けてまた、ゆっくりとページをめくった。



< 321 / 338 >

この作品をシェア

pagetop