にゃん子と寺子屋日記
邪気を吸い込み過ぎた??ねこ(14)
今日は9月30日・・・なので、ちょうど猫を畑から連れ帰って2ヶ月がたったことになる。
2ヶ月・・・詳しくは61日目ということ。

けさ、畑に行ったので、草取りのついでに新鮮な草を鉢に入れてもってかえった。このごろは食欲旺盛になってきたので、カリカリだけでは心配なので、たまにイワシを煮たり、カリカリにちくわを混ぜたり、薬草と思って、猫が好む草を採って帰り、猫の前においとくと、よく食べている。

よくユーチューブでねこの後ろ足麻痺の情報を仕入れているが、今日みた動画で、ネッシンが効くらしいと。
それで、ネッシンとは何かと調べたら、どうも針治療のような感じ。猫の足が悪くなった時、はり治療なら効くかもナと思ったが、猫がはりを受け入れるだろかとか、してくれるところはあるのか、治療費はどうなのかと思っただけで、一番手軽な自己流リハビリでやってきたが、まあ刺激を絶やさなかったことはよかったように思う。

ネッシンが、はり・・「気」に関係あるとわかって、なぜかピンと来たことがある。
それは、畑の近所に住んでいる気難しい夫婦のこと・・道路工事でも、この家はうるさいとか評判がたっていたので、当たらず障らずできていたが、公務員上がりの旦那が猫好きであるのと、妻も野良猫にえさをやるタイプなので・・まあいいかと思っていた。去年飼い猫に死なれて、自分たちも後期高齢者なので、新たに猫を飼うのは控えているといっていた。
それで、毎日すずめにえさをやっている。それが白米で、なんと月に15キロもやるらしい。
まあ、今、流行の上級国民か知らないけど、年金がいいのだろう。

それで、前から大人しくて、賢く、かわいい(自慢です)うちの猫が目をつけられていて、何とか、かわいがって、手懐けようとあれこれしていたが、ねこが嫌がって逃げ出すので、できないでいたが、猫も私が帰ってしまうと、寂しいのか、フラフラと行くようになって、特に用事でいけない日には、いつの間にかえさをもらうようになっていた。
すると、それがうれしくてたまらないらしく、「いいで、いいで、これない時はうちで面倒看るから」と、にこにこ顔のだんなに言われてしまった。
まるで、来るなとでも言われている感じだった・・考えすぎかもしれないが、言葉の波長がそんな感じに受け止められた。

いいえさでもあげてくれれば、いいけど、そんな猫のことを考えるような夫婦ではないし、質の悪いえさとか「やらないで・・・」とよっぽど言いたかったけど、言えばただで済むような夫婦ではない。すぐに「それなら、あんたとこのねこを来らせないでくれ!」というだろう。で、けんかになり、あとは嫌がらせが続き、結局畑は売るようなことになるだろう。

それで、ふと、「ああ、猫は殺されてしまうかも・・」という思いに襲われながら、いやいやながら、今年で4年目。猫は誰の目にも太りすぎだった。

やはり、うすうす思ってはいたが、ねこの麻痺は、うちの猫に、えさの入ったトレイを持って追っかけてまでやろうとする質の悪い多量のえさと、邪気・・悪い気を溜め込んだ結果だろうと思う。

連れて帰った当初は、ほんとに1ヶ月もつだろうかというぐらい、憔悴しきっていた。
食欲もなく、新鮮な水だけで、1週間ぐらいひたすら寝ていた。

ああ、疲れているんだろうな~、ゆっくり気の済むまで休んだらいいと思って、そっとしといた。猫オムツも嫌がるし、蒸れるだろうと思って、外して、新聞紙で対応した。
すると、一番に排泄するところが、自分で手入れするのできれいになった。
それから、徐々に食欲が出てきて、動き回り出し、肉球をこちょこちょくすぐると、足が反応して、指を広げるようになった。
しめしめと思って、その後はえさの時だけでも立たせるようにした。
すると、前は支えが必要だったが、今日はしっかり自分の足で立っていた。
まだ、ほんの1分ぐらいだが・・。

つくづくと、今更ながら、ああ大変だったねー、大量の餌と大量の邪気も思いっ切り吸い込み、行き着くとこまで、いったんだね。
もう、元気になっても畑には戻さないから、安心してね。
おまえも、もともとこっちの出だからね。きっと元気になってくれるよ、縁があって、奇跡を起こすというバーチャル神社にもお参りしたし・・。と思って、猫を盗み見してみたら、大アホのような顔をして爆睡中でした。





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