にゃん子と寺子屋日記
やっぱりねこちゃんて、いいなあ(27)
9月14日
9月という月は自分にとって、因縁の月で、なにかわからないが、体調が悪くなって、頭がもやもや、小さなできごとでも、妄想が酷くなり、不眠がちになってしまう。
まあ、30年くらい前に、一度死に損なっているので、そのフラッシュバックが9月になるとよく起きるし、秋の彼岸でもあるし・・今年の彼岸の入りは9月19日、中日は22日、彼岸開けは25日。
というか、自分でももっと鈍感であればなあーと思う時がある。
その一言で、相手の心がわかってしまったり、ああ、そう思っているのかとわかってしまうので、何とも興ざめというか、心がガクンとなってしまう。
仏様や神様は、何もかもお見通しだから、それも辛いことだろうナーと思う。

きのう、息子が農業委員会の書類を持ってきた。
地目が畑なので、売るには農業委員会の許可がいるという。
全然知らなかったが、そこは不動産屋さん、ちゃんと押さえていて、委任状も用意していて、自分は署名捺印すればいいだけだった。
早くに、畑にお別れしといてよかったと思った。
相手方が、今月中に本契約したいということだった。

不動産の売買は、本当に骨が折れる。
息子が経験があり、信頼できるので、お任せで助かっているが、自分ひとりでは、ムリというもの。なので、自分が死ぬまで、放ってしまい、死後、遺産相続戦争が勃発するのだろう。
畑を売る決心をしたのは、ちーちゃんが死んでしまい、畑に執着心がなくなったのが、主な原因だが、売るにしても先祖の土地なので、心も動揺するし、迷いもするが、すっと買い手がついたということは、売るべき時だったのだと思うことにした。
それに、畑に行っても、前のように心も晴れないし、逆に異様に寂しかったりするので、いつまでも持ちこたえても、お荷物になるだけのような気もした。

最近、愉しみが増えて、朝の運動ルートにかわいい地域ねこちゃんが待っていてくれるようになて、心が弾む。
気づかないで、通り過ぎようとすると、駐車場の車の陰からにゃ~にゃ~と呼び立ててくれる。
「あら、いたの~」と、なでなでもさせてくれるようになった。
さわると、もふもふして、やっぱりねこちゃんていいなあ~、ひょうきんだし、おもしろいし。
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