海賊と宝石の歌姫
いつもと違うこととは、怪談話をすることだったのだ。セダは今、ゴドフリーを殴りたくてたまらない。

セダの腕をアイザックが掴み、動けないようにしている。セダは必死で恐怖と戦っていた。

セダは怪談話が苦手だ。なぜゴドフリーが怪談話をし始めたのかはわからないが、カヤの前でかっこ悪い様子は見せられない。必死で何もないフリをする。しかし……。

「その時、ガタガタガタ!!って大きな音がして……振り向くと、びしょ濡れの女の人が立ってたの!!」

ゴドフリーやライリー、そしてアイザックもセダが怖がるようにわざと話している。セダが怒りと恐怖でどうにかなってしまいそうになった時、アイザックがセダを離した。

「さて、俺らはそろそろ風呂に入って寝る」

ゴドフリーがそう言い、ライリーも「本当!もうこんな時間だ」と言って部屋を出て行った。アイザックも「おやすみ」と言って出て行き、船長室にセダとカヤだけが残される。
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