二人の男子に猛アプローチされてます！

素直な可愛い子だね、とジャクソンは言い綾音おでこにキスをする。初めての柔らかな感触に綾音は倒れそうになった。

「それにしても、綾音がダンスが得意だったなんて意外だったな。……もう一曲踊ってくれる？」

ジャクソンにそう言われ、綾音は「うん！」と頷く。そして、また新しい曲を流した。今度はMr.musicを踊った。

英語が少し入っているので、ジャクソンが「Hey Mr.music」と歌ってくれたことが綾音は嬉しかった。

踊り終わると、ジャクソンはやはり大げさな拍手を送る送る。綾音はペコリとお辞儀をした。

「綾音はすごいね。かわいくて、料理もできるし、ダンスも得意！」

ジャクソンが綾音の手をそっと握って言う。綾音は苦笑いをしながら言った。

「あはは……。でも、ジャクソンみたいに勉強はそんなにできないよ」

「エイデンよりは絶対マシだよ」

ジャクソンは真顔で言う。たしかにエイデンは勉強は得意ではない。授業中も寝ていることが多いし、テストは赤点が多いそうだ。