緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
だらけた私を無理やり起こすななみん。

「なんにせよ、最後に会わない訳にはいかないでしょ!
大丈夫、そのまま飛行機に乗っても、必要なものはあとから送ってあげるから!」

「いやいやいやいや」

腕を引かれるままに、車に乗せられてしまった。本当に、何の準備もなく、空港へと向かう道を走っていく。

嘘でしょ。
だって、楓馬君とも、茅ヶ崎さんとも距離をとりたくてここまで来たのに。

思考が立ち止まったところで、車は進んでいくだけ。
空を飛ぶ飛行機が大きく見えてきた。どんどん空港へと近づいてきているのがわかる。

もうこうなったら、覚悟を決めなきゃならない。
どうにでもなれなんて、無責任なことも思っていられない。
ちゃんと、考えて決めるんだ。

車を降りて駆け込んだのは国際空港のフロア。
飛行機の時間までそんなにない。
どこにいるんだろう。

こんなにたくさんの人の中から探すなんて、大変。
待合室を見て回るけど、どこにも姿はない。
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