緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー
「嬉しかったです、一緒にアメリカに行こうって言ってくれて。
でもごめんなさい。お別れを言いに来ました。
ちゃんと、終わりにしようと思って」
「終りに、か」
「はい。
茅ヶ崎さんのこと大好きでした。
今でも、本当は好きなんだと思います。
だけど、茅ヶ崎さんが近くにいても、もっと見てたい人がいるんです。
だから、ついて行くことはできません」
言った。
全てが自分勝手で、今にも罪悪感に押しつぶされそうな言葉を並べ立てた。
「そっか。
…タイミングって、難しいな。
少しは期待してたんだけど、駄目だったか。
言いに来てくれてありがとう。
お幸せに。これは本心だよ。
それじゃ、行ってくる」
「いってらっしゃい」
スーツケースを引くその背中もかっこいい。
思う存分に見惚れて、目に焼き付ける。
楓馬君が私の中に居なければ、間違いなく茅ヶ崎さんについて行っていた。その手を取らないなんてこと、できなかったはず。
ただ今は、茅ヶ崎さんよりも、傍にいたい人がいる。
…その相手からは、距離をとられているという絶望的な状況だけど。
でもごめんなさい。お別れを言いに来ました。
ちゃんと、終わりにしようと思って」
「終りに、か」
「はい。
茅ヶ崎さんのこと大好きでした。
今でも、本当は好きなんだと思います。
だけど、茅ヶ崎さんが近くにいても、もっと見てたい人がいるんです。
だから、ついて行くことはできません」
言った。
全てが自分勝手で、今にも罪悪感に押しつぶされそうな言葉を並べ立てた。
「そっか。
…タイミングって、難しいな。
少しは期待してたんだけど、駄目だったか。
言いに来てくれてありがとう。
お幸せに。これは本心だよ。
それじゃ、行ってくる」
「いってらっしゃい」
スーツケースを引くその背中もかっこいい。
思う存分に見惚れて、目に焼き付ける。
楓馬君が私の中に居なければ、間違いなく茅ヶ崎さんについて行っていた。その手を取らないなんてこと、できなかったはず。
ただ今は、茅ヶ崎さんよりも、傍にいたい人がいる。
…その相手からは、距離をとられているという絶望的な状況だけど。