緊急逮捕-独占欲からの逃亡ー

部屋に付いてようやく降ろしてもらえた。

それにしても、なんで私は楓馬君に抱えられてたの?
ななみんや淳ちゃんと一緒に飲んでたはずなのに。

「どうして…?」

「あんた、あの女みたいな男に家まで連れて行かれそうになってたんだよ。
酔っぱらって男に持ち帰られるなんて、無防備すぎて笑えない」

連れて行かれそうになってた?
まさか。

「淳ちゃんはそんなことしません!私を介抱してくれてただけですよ。
あなたみたいに手錠をかけたり、いきなりキスしたりしてくる人なんてそうそういないんですよ」

「だから甘いんだよな」

なによ、甘いって。
勝手に淳ちゃんのこと疑ってるくせに。
何も知らないでしょ。

って、そんなことより、やっぱり変じゃない?
私が淳ちゃんと居酒屋を出て帰ってたところに遭遇したってこと?
そんな偶然ある?
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