御坂くん、溺愛しないで。



「……っ、なんで伝わらないんですか!」
「え、え?」


すると御坂くんは痺れを切らしたかのように大きな声をあげ、頬を赤く染めながら怒り出してしまった。

さすがの私も驚き、思わず御坂くんと距離を取ってしまう。


「こういう時だけ鈍いってどういうことなんですか!?」

「み、御坂くん、あの……その」


どうしよう、怖い。


いつもの優しい御坂くんではないため、怖くなり今度は大胆にも数メートルの距離を開けた。

そこまできてハッと我に返った様子の御坂くん。


「せ、先輩…すみませ」
「来ないでください…!」

彼が一歩私に近づいてくるものだから、ビクッと肩が跳ねて思わず拒否してしまった。


「な、なんで怒るの…怖いよ」

「怒ってないです、本当に…ただあれ以上言うのが恥ずかしくて」

「嘘だ、絶対に怒ったもん。
頬赤くしながら大きな声出してきた…」


まさか御坂くんが怒るとは思っていなかったため、また怖くなってしまった。

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