恋の駆け引き~イケメンDr.は新人秘書を手放せない~
「これはイジメか?今日は秘書課のミーティングって聞いたはずだが、違ったのか?」
突然聞こえてきた声。

振り返ると、ドアの前で凄みをきかせて睨んでいるボスの姿があった。

「・・・」
お局様は黙ってしまった。

「並木くんに用があるんだが、ミーティイングは終わったって事だな」
「・・・」

「並木、来い」
「イヤ、でも・・・」
まだ終わってないし。

「早く来い」
普段は絶対に見せない厳しい顔。
みんな何も言えないでいる。

「いいか、今日の件はきっちりと武広に報告しろ。後で確認するからな」
いいなと念を押し、ボスは私の手を引いて部屋を出た。
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