色盲症の彼女は幸せの色がわからない。
「海斗に気になる人…か…。」




海斗に彼女がいたなんて、知らなかったなぁ。


「おい、やべぇよな、海斗!あんなに美人な彼女がいたなんてよ。」



「それな!やっぱイケメンでスポーツ万能!
おまけに成績優秀は違うわー」



すれちがう男子の会話。



やっぱり、人気者ものだよね…


って…何言ってるの私、まだ1度しか話したことないのに!



昨日からどうもおかしくなった。


海斗と話してから_。



私が誰かと仲良くだなんて…ありえない。



そして私は海斗に見つからないように


教室へ入った。











「はい、じゃあ小テスト隣同士交換して丸つけろよー
終わったら後ろから回収な。」



「ちょっ、ちょっと白井さん赤ペンもってないの?
青ペンで丸つけてるから…」





「あ、ごめん、、間違えちゃった、、」



しまった、赤と青を間違えてしまった。


ちゃんとペンにシールを貼って、印をつけていたのに。




私は色盲症のことを学校やクラスメイトに隠して生活している。



…変に気を使われるのが嫌いだったから



赤が青に見える私は


たまにこういう〝変なミス〟をしてしまうのだ。





「まぁー、いいよ。はい、白井さんの。」



「ありがとう。」




はぁ…今日はやけにぼーっとするなあ。




なんやかんやで1日が終わり、無事に帰宅した



「明日の天気は…晴れだ、やった。」








え?


「何が嬉しい…の?」




晴れでも雨でも…楽しいことがあるわけでもない。



何いってんの…私。





この感情は…なに?





不思議に思いながらも深く考えることはなく、
その日は眠りについた。

















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