幕末パラレル物語
天李side


疲れた…。


土方さんの部屋を出て、最近で1番の深いため息が出る。


斎藤さんの言う通り、帰ってきてすぐに尋問が始まった。


ただ芹沢さんの暴走を止めたおかげか、あまり土方さんたちも強くは言えないようで、適当なごまかしでもなんとかなった。


…銃の方が私には扱いやすいかもしれないとあの人が言ってくれたのは、いつだったかしら。


剣の実力に伸び悩んでいた時…まさに鶴の一声だった。


私も銃に対して憧れを抱いていたからすごく嬉しかった。


あの人はそれも見抜いていたのかもしれない。


それもあってこれまで存在を隠してきて、今回奪われなかったのは本当によかった…。


ただ、やっぱり剣よりも危険物と認識されたようで、弾は取り上げられた。

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