君のとなりで恋をします。─上─
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柊吾side
真剣に問題に向かう彼女をじっと見つめる。
一人で百面相してる。
…めちゃくちゃかわいい。
この数時間、香純からの質問の時以外はひたすら彼女のことを見つめている。
それにすら気づかないということは、相当集中しているんだろう。
正直、俺も勉強しないといけないんだけど…
せっかく香純が隣にいるのに、ノートに視線を落とすのは勿体ない気がする。
…完全に浮かれてるな、俺。
自分で自分を嘲笑う。