君のとなりで恋をします。─上─
「…帰っていいっスか?」
「ちょいちょい、待て待て!
今日お前が元気ない理由って、…恋わずらいってヤツだろ?」
「っ!?
……ゴホッ…ゲホッゲホッ…」
吉良さんの唐突な発言に、俺は思わず咳き込む。
「あれれ?
やっぱり図星かな?」
「…何言ってんスか?
…帰ります。」
俺が更衣室を出ると、吉良さんも俺のあとをついてくる。
「俺、恋愛なら得意分野だぞー?
お前見てたら相手が誰なのかはわかるし?」