君のとなりで恋をします。─上─
迫って、押し倒して…
あんなことやこんなことを…!?
「…ばばばば馬鹿じゃないの!?
そんな事するわけないじゃん!!」
てゆーか、そういう事って普通は男子に言うものなんじゃないの!?
『おい柊吾、香純を襲うなよ?』みたいな!
「柊吾、そこの変態に気をつけろよ。」
桜河は、柊吾の肩をポンと叩きながら言う。
…こいつ、マジで許さん。
なんで柊吾にそんな事言うの!?
怒りでワナワナと震える私を、柊吾は優しく抱き寄せた。
「大丈夫。
…───襲われたら、襲い返すから。」