極上蜜夜~一夜の過ちから始める契約結婚~
見つめ合ったまま、成瀬さんがふっと眉根を寄せる。
「その目……。まだ気が済まないか?」
「え……?」
「だから、無防備だと忠告したのに」
そう言われて、慌てて瞬きをした。
私はいったい、どんな目で彼を見つめていたのか。
「まあいい。まだお礼し足りないんだろ? ……だったら、このまま俺の家に来い」
春馬さんとは似ても似つかない、どこか狡猾に歪んだ微笑み。
もちろん、今まで見た成瀬さんのどの表情とも違う。
背筋にぞくりとした戦慄が走るのを覚えた時、私は勢いよく彼に抱き寄せられていた。
「っ、なる……んっ……!」
驚いて、とっさにあげた声は、彼の熱い唇にのまれる。
激しく獰猛に貪るようなキスは、突然だったさっきのとは比べものにならない。
強引に唇を割って入ってきた舌が、口内を荒々しく掻き乱す。
「ふ、っ……あんっ……」
鼻から抜けるような声を漏らすだけで、私は彼にされるがまま。
ワインの酔いが回る。
今までに経験がないほど熱い官能的なキスに、頭の芯が焼きつくようだった。
「人生で一度くらい、旅先で悪い男に誑かされてみるのも悪くないだろ」
濡れた唇で耳をくすぐりながら、直接鼓膜に刻み込まれた、危険な誘惑――。
冷静な思考回路は完全に寸断されて、私は成瀬さんのアパルタメントに連れ込まれてしまった。
「その目……。まだ気が済まないか?」
「え……?」
「だから、無防備だと忠告したのに」
そう言われて、慌てて瞬きをした。
私はいったい、どんな目で彼を見つめていたのか。
「まあいい。まだお礼し足りないんだろ? ……だったら、このまま俺の家に来い」
春馬さんとは似ても似つかない、どこか狡猾に歪んだ微笑み。
もちろん、今まで見た成瀬さんのどの表情とも違う。
背筋にぞくりとした戦慄が走るのを覚えた時、私は勢いよく彼に抱き寄せられていた。
「っ、なる……んっ……!」
驚いて、とっさにあげた声は、彼の熱い唇にのまれる。
激しく獰猛に貪るようなキスは、突然だったさっきのとは比べものにならない。
強引に唇を割って入ってきた舌が、口内を荒々しく掻き乱す。
「ふ、っ……あんっ……」
鼻から抜けるような声を漏らすだけで、私は彼にされるがまま。
ワインの酔いが回る。
今までに経験がないほど熱い官能的なキスに、頭の芯が焼きつくようだった。
「人生で一度くらい、旅先で悪い男に誑かされてみるのも悪くないだろ」
濡れた唇で耳をくすぐりながら、直接鼓膜に刻み込まれた、危険な誘惑――。
冷静な思考回路は完全に寸断されて、私は成瀬さんのアパルタメントに連れ込まれてしまった。


