右へならえ
どうせ叶わないなら、
今、この時間だけは
独り占めしていいよね?

シンデレラみたいに
0時になったら
魔法は溶けてしまうけど
それまでは、楽しい時間を過ごしても
バチは当たらないよね。


私はこの時間を楽しんだ。
この先、こんなイケメンに
会うこともないだろうから。

「なんかいい気分になってきちゃった」
「麻知ちゃん、飲みすぎじゃない?」
「え〜、そうですか?
まだまだ飲めますよ〜」

トイレに行きたくて、
立ち上がろうとしたら
あっ、あれ〜?
なんかフラつく〜。
もしかして酔っ払っちゃったかな〜?

「ほら、フラついてるよ」

私は竜之介さんに腕を支えられながら
トイレに向かった。
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