俺様のしもべ
今にも消え入りそうな声で言葉を詰まらせながら名前を呼ぶと眠る桃華に向かって話し掛ける梨理香


梨「今まで...ごめんね?」



医「お前らが出来なかったことはこんな簡単なことだったんだ」

そっと桃華の頭を撫でながら続ける

医「知ってたか?桃華がお前らをどれ程好きで、お前らにどれ程心を開いていたか...
つまらねぇこと考えねぇで桃華の傍に居てやればそれでいんだよ」


「ああ」

おっちゃんが言った言葉がすんなり心に入ってきた




そして傍に居られなかった日々を後悔した

何で傍に居てやれ無かったんだ


それから俺らは誰も口を開かなかった
それぞれ自分の想いを心にするだけ...
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