俺様のしもべ
一旦落ち着け...と自分に言い聞かせて荵を離す

「さっさと連れていけ」

荵「桃華様、一度お部屋へ戻りましょうか」
荵が桃華に優しく話し掛けると今にも溢れそうな涙を目に溜めて静かに頷く



荵は桃華を部屋に連れて行ってリビングに戻って来た


荵「優様、言い過ぎですよ」

「ああ、分かってる。俺がわりぃって...でも今他の奴の話されたらたまんねぇよ」
惨めになるほど弱いな

荵「ええ、優様がどれ程桃華様をお好きかは存じております」

「後で謝りに行くから」

荵「そうですね。桃華様もきっと寂しいのだと思います」

「荵は知ってんだろ?俺が本気な理由…」
< 89 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop