【完】俺がどんなにキミを好きか、まだキミは知らない。
わかんないこといっぱいだけど。


ゆっくり、のんびり少しずつなら、近づいて行けるかな。


あたしたちふたりにしかない速度で。


うまくいかないこともきっとあるけど、へたくそな言葉でいっぱい話そう。


気まずくなったら、心臓の音でかき消して……。



いつか。
灰野くんがあたしの揺るがない夢を叶えてくれるその日までは


「灰野くん」と「藍田さん」で、


横並びのN極をぴったりくっつけながら……



「あたしだけの音、いっぱい聴かせてくれる?」


「……ずっと俺の傍にいてくれるならね」





【灰野くんと藍田さん】 END



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