月夜に花が咲く頃に
「・・・・・・そっかあ。大丈夫?」
悲しそうに笑う翼。
なんとなく、気づいてるんだろうな。
翼はアホだけど、バカな子じゃない。
きっと、私の嘘に気づいてる。
それでも、私のそばで笑っててくれる。
ごめんね、翼。
私は、卑怯者だから。
あんたに全部話すのが怖いんだ。
私は翼のその笑顔に、笑い返すことしか出来なかった。
「じゃあ、今日はここまで」
ホームルームが終わって、みんながガタガタと席を立つ。
これから部活の翼と途中まで一緒に行こうと廊下に出ると、誰かと肩がぶつかる。
途端に、その人が持っていた紙束が廊下にばらまかれた。
「あ、ごめん!」
慌てて落ちた紙達を拾う。
それにしても、けっこうな量だな。
「す、すみません。ありがとうございます」
その子はビクビクしながら私から紙束を受け取った。
ショートカットのかわいらしい女の子。
私たちのことを不良だと思ってるのか、目を合わせようとしない。
その態度に嫌気がさしたのか、翼が苛立った声を上げた。
「ちょっと、拾ってもらってその態度はないんじゃないの。目ぐらいちゃんと見なさいよ!」
「ひっ、す、すみません、」
悲しそうに笑う翼。
なんとなく、気づいてるんだろうな。
翼はアホだけど、バカな子じゃない。
きっと、私の嘘に気づいてる。
それでも、私のそばで笑っててくれる。
ごめんね、翼。
私は、卑怯者だから。
あんたに全部話すのが怖いんだ。
私は翼のその笑顔に、笑い返すことしか出来なかった。
「じゃあ、今日はここまで」
ホームルームが終わって、みんながガタガタと席を立つ。
これから部活の翼と途中まで一緒に行こうと廊下に出ると、誰かと肩がぶつかる。
途端に、その人が持っていた紙束が廊下にばらまかれた。
「あ、ごめん!」
慌てて落ちた紙達を拾う。
それにしても、けっこうな量だな。
「す、すみません。ありがとうございます」
その子はビクビクしながら私から紙束を受け取った。
ショートカットのかわいらしい女の子。
私たちのことを不良だと思ってるのか、目を合わせようとしない。
その態度に嫌気がさしたのか、翼が苛立った声を上げた。
「ちょっと、拾ってもらってその態度はないんじゃないの。目ぐらいちゃんと見なさいよ!」
「ひっ、す、すみません、」