偽装ウエディング~離婚前夜ですが、抱いて下さい。身ごもりましたが、この子は一人で育てます。~
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二人で石段に腰を下ろし、海を眺める。

「泳がないんですか?」

「うん、今は泳げないの」

「なぜ?」

「何故って・・・生理になった言うか・・・」
男の子の玲人君には理解出来るのだろうか?

「分かる?」

「一応、学校で性教育は受けましたから・・・泳がないなら、おとなしく、クーラーの効いた部屋に居た方が良かったんじゃないですか?」

「でも、それではつまらないでしょ??」
私の視線は遠目でサーフィンを楽しむ修人さんの姿を見ていた。

「つまらないと言うよりも、貴方は兄が見たくて、ここに来たんでしょ?」

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