キミ、が欲しい



「ちなみに、私もここに男子入れたの初めてだよ」



「え…?」



不安そうな顔してるから何か悪い想像してるのかな、と思った。
今までに色んな噂されたし、事実と異なることもたくさん言われてきたけど…ハルには信じてもらいたいから。



「大丈夫、来てくれただけで嬉しいから」




膝の上で僅かに震えてる拳に触れた。



「あ……ごめん、俺…」



ドキドキしてくれてるの、嬉しいよ。
ねぇ、今なに考えてるの?
イケナイこと?
真っ赤に俯くからついイジワルしたくなる。



隣に座りハルの方に向く。
これだけでいっぱいいっぱいなキミを押し倒してしまう私を許して。
ずっとお預けされてたのはこっちなんだから……これくらい、いいよね…?



「ゆ、結城さん…っ!?」



前向いて座ったままの足に目を落とす。



「ハル…足あげて」



「え…?」



体ごとこっちに向かせるために右足をソファーに上げて、その間に体を滑らせる。
股の中にいる状態でキスしたら……どんな反応するかな。
肩のそばに手をついて……



「待って…俺、これ以上は……恐い…」



「え?」



逆に固まる私。
不意をつかれた瞬間………



「結城さんが好き過ぎて……我慢出来なくなるっ…」



目も合わせずそんなセリフ、私が止めれると思う…?
艷やかな唇を親指でなぞる。



「2人でいる時は星那って呼んで…?」



「え……っ、そんな、」



「呼ばなきゃこのまま襲うよ?」



「い、いいの…?」



「うん…」







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