キミ、が欲しい



えっと、えっと…って一生懸命考えてくれてる。
もしかして、たくさん計画立ててくれたのかな。
だとしたらこんなに嬉しいことはないよ。



「イチゴのかき氷、がいいな」



そう言うとパッと明るくなって「わかった!買って来る!」とダッシュで行っちゃった。
上から見下ろすと慌てて走ってるハルの姿が確認出来る。



そんなに慌てると転んじゃうよ?



クスクス笑ってたら。



上から降りてきたのか男子2人組にナンパされるハメに。
スッと目そらしたのに近付いてきて馴れ馴れしい。



「え?もしかして高校生?めちゃ可愛いじゃん」



「俺ら大学生なんだけど何でも奢るから一緒に花火見ない?」



両隣に座ってきて正直ウザい。



「あ、大丈夫です、彼氏待ってるんで」



視線も合わせずひたすら遠い目。



「うわ、塩対応〜」



「俺らの方が楽しいって〜」



無理やり肩を抱いてきたので立ち上がる。
「いや、マジでタイプだわ」とか1人がほざいてる。マジないわ。



手首掴んでくるから「やめてよ」と抵抗した瞬間、グイッと肩を抱き引き離してくれたのは………



「ハル……」



「何してんの!」と相手に威嚇。
いつもの真っ赤なキミはどこにもいなくて……目が怒ってる。
自分が盾になって守ってくれてる。



「これ以上近付いたら、俺止まんねぇぞ!」



拳を握り行こうとするから慌てて止めたら、相手もそそくさと逃げてった。
掴んだ右腕……震えてる。



「クソ…っ、」







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