【BL】年上の意地、年下の本気


「ここか。」

あれ?鍵空いてる……セキュリティ万全とはいえ不用心やなぁ。







「結城さん、おかえりなさ…………」


「……は?」


なんでしゃちょーの部屋に黒羽 逞真が?



「…あなたは結城さんとどんな関係なんです?」


わお。
急に目付きが変わった。


結城さん、ってしゃちょーのこと出迎えてた時はにっこにこしてたのに僕の存在に気づいた瞬間敵意むき出し。


しゃちょーいい番犬飼ってんなぁ…




「僕?僕は〜…しゃちょーとイケナイ関係やけど?」

ケラケラ笑いながら対応すると、黒羽 逞真は奥歯を噛み締めた。



「…ふざけるな。」



テレビの中の黒羽 逞真は、白王子とか言われるくらい爽やかな優しそうで常に笑顔なイケメンやったんやけど。



名前の通り今は黒羽 逞真の後ろに黒い羽が見えるな〜僕。




< 56 / 178 >

この作品をシェア

pagetop