日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
そ、そんなに?



「うるせぇ。


祐、行くのは幹部だけだ。
もちろん桃華は連れていく」



「な!それじゃあ、犯人が"白虎"だった時が!」



「桃華の話を聞いたか?


渉がいる時に襲われたんじゃ向こうは向こうで
俺たち"白龍"が幼馴染の桃華を使って
闇討ちしたんじゃないかって思ってるはずだ」



「なるほど。」



す、ごい



「でも、俺たち"白龍"が交渉の席を用意した。
それで向こうも容易にはこっちを疑えない


しかも交渉の席に付くってことは
疑いながらも手がないってことだ」



1つの昨日の思い出と相手の出方だけで
ここまで



悠月は、



すごい。



「あぁ!俺は細かいことは嫌いなんだよ!!!


とりあえず交渉の席に付くって事だな!!」



「あぁ、そちらの条件でいいと伝えろ」



「わかった!!!」



「悠月、私は?することは?」



「桃華、渉と連絡取れるか?」



「え?うん、それは、」



「なら今すぐ連絡しろ」



なんで?



「まぁ、最後の砦だ」
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