日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「謝ってる暇があるなら動け
いいな、仲間を、姫を助けろ。」



「「「了解、総長!!!」」」



す、すごい、



これが、"白龍"



日本一の、暴走族。



「桃華。」



「うん!」



「昨日、どんな奴らか分かるか?
それと、渉の発言も」



「うん、覚えてる。


敵は10人ぐらい。


それぞれいろんな色してたけど
共通してフードを被って
バットかパイプを持ってた。


渉ってわかった瞬間潰す手間が省けたって


あと、渉は先に殴りかかってた。」



トントントン



悠月が机を指で叩く。



ものを考える時の癖だ。



「悠月!連絡取れた!!


場所は、"白虎"の本拠地」



っ!?!?



敵のアジトに乗り込むの!?



「それ以外じゃつ交渉の席付かないって。


ごめん俺じゃ力不足だ」



トン



音が止まる。



「いや、交渉の席に付かせただけでも
上出来だ。


ありがとう祐」



「わーお!悠月が褒めた!


明日は雪だ!」
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