日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
倉庫内に戻ると、敵は全員地に伏せており



2階の部屋では冬馬と夏美が抱き合っていた。



うん、もう引っ付け。



「悠月。お疲れ様」



「あぁ、桃華もな」



傷だらけの悠月を見て涙が出てくる。



「怪我、しないって言った。」



「はは、ごめん。


桃華に怪我がなくて良かったよ。」



ギュッ



座っている悠月を抱きしめる。



「ボロボロじゃん。」



「桃華も、汚れてる。」



「悠月よりはマシだよ。」



「そう、だな。」



「一ノ菌が!!!
悠月に触れないで!!!」



ビック!



ゆ、百合ちゃん。



「あ"ぁ"?なんだお前?」



「悠月に、悠月の傍に相応しいのは私!!!


一ノ菌なんて!!!
悠月が汚れるわ!!!触らないで!!」



百合ちゃんの剣幕に押され悠月から離れる。



「なーに言ってんの?」



祐くんが百合ちゃんに近づく。



それでも、百合ちゃんは止まらない。
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