日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
ギュッと後ろから抱きつかれる熱は暖かい。



「どうかした?」



「桃華エキスが足りない。」



「足りなきゃどうなる?」



「しぬ」



「死ぬ!?!?!?」



「うん」



「ふふ、じゃあ、死なないように
ずっとそばに居なきゃ」



「うん



ずっとそばにいて」



「.......うん」



「桃華?」



「ん?」



「いや、なんでもない」



「え?」



「暑っついねー!これは暑いよ篤紀」
「ほんと!
クーラー効いてないんじゃねーの!?」



っ/////



「も、もう!夏美!!篤紀くん!!」



「いやいや、どんどん暑くなってる」



「ち、ちが!」



「いやーだって後ろの方寝始めてるしな」



「え?ほんとだ!!!


起きて!!悠月!!!」



「いやー、私悠月が寝てるの初めて見るわ」



「俺も」



「いつも気を張ってて寝ないもんな」



そう、なんだ。



「てか!ほんとに暑くね!?」



「そう言われればそうかも」



「わ、私も暑い。」



特に背中が



「当たり前じゃん。クーラー壊れてるし」



「それを先にいえ!!!冬馬!!」
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