日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
「あの、俺、ずっと桃華さんに
謝らないといけないことがあって。」



「へ?」



え?私廉と初対面だよね?



「あの、百合は、
俺がここに連れてきた女で



あの、その、それで、」



ん?どゆこと?



「す、すいません!



百合が桃華さんいじめてたなんて知らなくて
そ、そんなやつなんて、


俺、その、」



「ふふ、いいよ」



「え?」



「廉は悪くない。



きっと百合ちゃんの虐められてた
私にも理由はあると思うし。



だから廉が背負う必要はないよ」




「え、あ、ありがとうございます!」



ガバッと頭を下げる。



えぇ!?そこまでしなくていいって!



「廉、責任の取り方分かってんな」



「はい」



責任!?そんなのいいって!



「桃華さん。
白虎との全面戦争。


終わるまで、
幹部補佐の双璧である俺ら廉と虎徹は


手を組んで桃華さんを守らせて頂きます!」



え、えぇー!?!?!?



「いや、私が守ってたら、な、夏美は!?
だ、大丈夫なの!?」



「だいじょーぶよ!大吾がいるもん!」



「俺補佐の中でも1番強いからだいじょーぶ!」



「そ、双璧って言っても、
力が拮抗してるからなんで」



すいません。



いや、全然大丈夫だから!!



そんなに肩を落とさないで2人とも!
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