日本一の総長は、本当は私を溺愛している。
グッ、って親指立てるな!!



全然良くない!



「おい、死屍累々になったヤツらは
どーなってる」



「裏で治療している。
家に帰れるヤツらは帰ってる。」



帰れない子がいるの?



「親と折り合いが合わなかったり
虐待された子達はここで寝泊まり
出来るように悠月が創ったんだー」



「そう、なんだ。」



「ふふ、意外?」



「へ?まぁ、うん。


悠月はここのこと好きだけど
実力を信じてるってふうに見えてたから。」



「ふふ、それせーかい。


多分悠月から言わせたら、
実力を信じてるのに実力を発揮できねーと
そいつらの意味ねーし、



って言うよ」



「うん、すんごく言いそう」



「でしょー」



「うんうん!」



「じゃあ、桃華と夏美はその手筈で」



え!?なに!?聞いてなかった!



「りょーかい」



え、まって!
夏美私と話してたのに分かったの!?



「私と桃華は誰かひとりを
お供に付ければいいんだよ」



パチリとウインクされる。



すんごいイケメン!
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