新婚蜜愛~一途な外科医とお見合い結婚いたします~
「……先ほどの話の真意は、伝わっていますでしょうか」
「真意、ですか」
整った顔立ちが今一度私を見据え、緊張からゴクリと喉が鳴る。
「作法が分からないので、私がリードすればいいと受け取りました」
「そうではなくて、ですね」
「私たちは結婚しました。違いますか?」
彼の質問にグッと押し黙り、それから小さな声で「違いません」と答えた。
「避妊はしません。すぐに子どもが授かれば嬉しい限りです。違いますか?」
避妊の心配をしているわけではない。
けれど、静かに正論を言い連ねる彼に反論ができない。
「大丈夫。優しくします」
目を細め微笑んだ彼は、羽が触れるように繊細に私の手の甲を撫でた。
背すじに走る甘い痺れに戸惑う私を、包み込むように抱きとめ、そっと耳元で囁く。
「愛し合いましょう。結愛さん」