イケメンと夢見がち女子
ガラガラ…



『おぅ、いらっしゃぁーい!あれ?見ない顔だねぇ??』



ちょっとふっくらしたおじさんがカウンターからひょこっと顔を出す



『何にするかいお嬢ちゃん??』



うーんと私は壁にかかってるメニュー表を見る



今はどんぶりなんかをがっつきたい気分だ。



『じゃー、親子丼、ひとつでお願いします』



『あいよー、好きなとこ座って待ってなー』



『あ、はい』



し、知り合いとか、いないよね?



親子丼がっついてるとこなんかクラスメイトに見られたらたまったもんじゃないわ…



私は近くの席に腰を下ろす



ん?お?え???



待って、待って待ってめっちゃイケメンいる!!



もしや…愛の食堂で愛の出会い!?てっきなー!



じろじろイケメンさんを見つめてるとそのイケメンさんもこっちを見る



あ、目、あっちまった



急いでそらす!?それかあははーて笑っとく!?いや、そらすは感じ悪いし、あははーはただただきもい!!



愛羽!人生最大級のピンチ!←どんなしょぼい人生おくってんだ



『なんか、俺、顔についてる??』



Ahーーーーー!!頭ん中で会議ってたら向こうから口を開かせることになってしまった!!



『あ、え、な、なんかすごいイケメンだなーと』



Ahーーーーー!!バカ正直な口め!




なんだよ!初対面でイケメンって!!!



『ん?そう?ありがとう』



Ahーーーーー!!イケメンスマイル!!!



『その制服、星雲高校?』



『え、あ、はい!!星雲高校2年です!!』



『あー、じゃー、俺センパイだわー笑』



『あっ、3年生ですか???』



『うん。東高校3年。』



『んぇっ!?めっちゃ頭いいじゃないですか!』



『んー?そんなことないよー』



イケメンさんはアハハと笑う



『てか、俺テーブル席だし、こっち来る?』



はっ!実は私たち今すごい微妙な距離間ではなしてるのです!!



『ご一緒させて頂いていいのですか!?』



『うん、いいよー、君かわいいしー』



ん?お世辞かな、今のは。



『え、あ、じゃあお邪魔します…』



まだ親子丼も来てないのでバックをもって移動する。



てかこの会話って、なんかベットに誘われてるみたいな感じじゃない!?



『君、名前なんてゆーの?』



頬杖をついて私に尋ねてくる。



『愛羽です!三森愛羽!!』



『愛羽ちゃーんかーよろしくねー』



にっこり顔でイケメンさんがそう言う。



今ちゃっかり国宝級イケメンとよろしくしちゃったよ!!!
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