ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
「ねえ、このベーコンは、表面がこんがりカリッと焼けてるのに、中はすごく柔らかいよね。どうしてなの?」

(わ……おいし……おいし……)

 エリナももぐもぐと口を動かして、ベーコンの旨味を味わっていた。日本で暮らしていた頃には、こんな上等のベーコンなど口に入らなかったのだ。

(厚切りベーコンってすごーく美味しいな。ジューシーで豚肉の旨味が濃くって、まるでステーキみたいな感じがする……ステーキ、食べたことないけど)

 美味しく朝食を食べつつ、ミメットの質問に対して答える。

「それはですね、弱めは中くらいの火力で焼いて、中まで火が通ったら、仕上げに少し強火で焼いて仕上げてあるからなんですよ。でも、このベーコンは美味しいですね。甘みがあるからアップルベーコンっていうのかな?」

「そうだよ、よくわかったね! 店の者の話だと、アップルの果汁で漬け込んで、アップルの木で燻してあるんだってさ。こんないいベーコンなら、あたしにも美味しく焼けるかなって……思って買ったんだけど……違うんだね。あんたの料理を見ていて、そのことがよくわかったよ」

 ミメットは、美味しいベーコンを味わいながら、自分の作った炭の塊を思い出して言った。

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