君の隣でみる夢
パニックを起こした数日後。
永遠はある予感がしていた。

病院から帰宅するときに柚葉にあるものを購入して帰宅する。
この前のパニックの原因がこれかもしれないと、言葉にできない予感がしていた。

柚葉の実家へいつものように迎えに行った永遠は柚葉と自宅へ帰宅してすぐに柚葉に購入したものを渡した。

「これ?」
柚葉が首をかしげる。
それは妊娠検査薬だった。
漢字も読むことのできる柚葉はそれが何なのか分かる。
「あ・・・」
柚葉にも心当たりがあった。
柚葉がトイレに入ると永遠はトイレの扉の前でうろうろとしていた。

そして扉があくと柚葉は涙を流していた。
永遠が急いで柚葉の手から検査薬を預かる。
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