キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「ヨシヨシ。
怒ってごめんね。
俺………………怖い?」

うん。

怖い………。

コクリと頷く唯に。

「……………やっぱりか。
ホント……………………ごめん。」って落ち込む先生。

「でも……………もう………怖くない…………。
怖いのは…………………
嫌われないかって………………。」

そう。

見られて恥ずかしいのは………もちろんだけど。

見たよね?

唯の……………ぺったんこの…………胸。

……………………………絶対…………先生の方が厚いもん…………。

女の子として……………

魅力ない………………よね?………………。

「嫌う訳ないよ!
何が嫌われるって…………不安??」

「……………………ぺったん……………こ。」

「えっ?」

「ぺっ…………たん…………こ…………。」

「何?
良く聞こえない。」

そう言うと、強引に顔を上げさせる。

「うぅ~。
だから………………………ぺったんこ!!」

恥を偲んで言ったのに。

「ぺったんこ???」って。

もう、鈍いなぁ~。

「だから!!
お胸がぺったんこなの!!
…………………女らしくないの………………。」

溢れる涙をキスで受け止めて。

「そんな事で嫌わないよ。
第一……………
ホントはドキドキし過ぎて………
昨日は寝てない。」
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