キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
えっ?

先生……………ドキドキしたの??

唯のお胸で??

ぺったんこだよ。

けど………………

やっぱり見たんだ。

恥ずかしい~

再度膝から降りようとする唯に

「もういいでしょう?
恥ずかしがる必要ないの!
だって、もう直ぐ結婚するんだよ。
俺が見ても大丈夫。
それより……………朝ごはん食べよう。」って………………。

そっかぁ。

そうだよね。

もう直ぐ……………結婚するんだよね。

先生は『結婚しても待つよ。』って言ってくれるけど……。

結婚するって………

そういう事だよね……………。

今はじめて、結婚の意味が分かった気がする。

あれこれ悩む唯に

「ほら、食べよう。
………………………。
ねぇ、唯。
俺は唯の旦那さんになるんだからね。
嫌なら我慢しなくていい。
辛いなら言えばいい。
淋しかったら甘えればいい。
恥ずかしいのも、苦しいのも………楽しい事も
全部はんぶんこだって覚えておいて。」

うん。

そうだね。

先生は、唯の一番身近な人になるんだもんね。

「うん。
先生、ご飯何が食べたい?」

笑顔の唯にチュッってキスをして。

「もう10時だから
早く食べれる物がいい。」って。

確かに。

ごめんね。
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