キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「どれとどれで悩んでる?」って…。

ハッとして、我に変えると。

テーブルの上には、ペアリングが数種類置いてあった。

「ゆっくり悩んで下さいね。」

二人で相談する時間を与えてくれる為なのか

少し離れた所に移動した。

お姉さまが移動すると

「ホントは、何に悩んでる?
指輪じゃないよね?」って…………。

唯の気持ちをいつもお見通しで………困ってしまう。

「う~ん……………。」

言い淀む唯の顔をじっと見つめる目は………

『絶対聞き出す!』って訴えている。

…………………………………。

「一生って…………一生?
ずっと………だよね?」

たったこれだけの言葉でも、唯の言いたいことが分かる悠君は。

「もちろん。
……………知ってる?
指輪を早めた俺の気持ち。
こんな物ででも………唯は俺のだ!って確信が欲しいからなんだよ。
唯の為って言ったけど。
ホントは、俺が安心したいから。
籍を入れて………。
指輪を買って。
次は………式を挙げて。
とにかくいっぱい安心材料を集めて………。
いつかホントに………
何も無くても安心出来る夫婦になろう。
だから……。
一人で悩まないの。
俺だって、同じだから………。
先ずは、二人だけの指輪を買おう。
お互いのイニシャルを入れて…………
一生大切にしようね。」って…………。

そうだよね。

一生………って。

とっても長い時間だから……。

ゆっくりゆっくりで良いよね。

『二人三脚』だもんね!
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