キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
「「「「おめでとう!!」」」」

唯のお家とは違って

とっても賑やかな悠君の実家。

玄関を潜ると、クラッカーでお出迎えされてびっくり。

「唯ちゃん、ありがとう。
悠人の事…………お願いね。」と

優しく話してくれるお義母さん。

「これからは、ここが唯ちゃんの実家だからね。
遠慮せず甘えるんだよ。」と

悠君に言わせると………怖い筈のお義父さん。

「悠人、でかした!!
これで正真正銘………唯は私の妹だね。」と

明るい美香お姉ちゃんに抱きつかれ。

「悠人………
良かったな。
唯ちゃん………幸せにしてもらうんだよ。」と

いつもからかうお兄ちゃんに、しんみり言われて………。

ここも唯の家族なんだ………って実感すると。

嬉しくて涙が溢れた。

「直ぐ泣く~」ってからかう悠君の目も潤んでいて…………。

悠君と結婚する事で出来た新しい出逢いを

噛みしめていた。

「ほらほら。
お祝いの席で涙は、禁物よ。」

そっとハンカチを渡してくれながら

「明後日から旅行でしょ?
大樹が幼稚園の間にお祝いして早く帰って
二人でゆっくり準備しなさい。」と………。

「お袋………良いの?」

めったに帰って来ない悠君。

唯とお付き合いするまでは、年に一度帰れば良い方だったとか………。

だから

いつもお義母さんは、少しでも長くいて欲しいと思っているのに………。

悠君もそれが分かっているから

結婚した今回は、挨拶を兼ねて一泊して。

明後日、旅行に行く事にしたの。
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