キンダーガーテン五      ~ここが居場所~
悠君にはやっぱり敵わない。

夫婦だから。

今度こそ頼って、甘えて………ワガママになろうかな?

ニッコリ笑って

「ありがとう」って……唯からキスをした。

チュッ。

「ねぇ、奥さん。
この体勢で、キスする意味って……
理解してる?」

さっきまでの

ちょっぴり先生モードの紳士な笑顔が…………。

何故か意地悪モードに変更してた。

「あっ。
えっと………………
そうそう!
もうすぐ悠とパールをお迎えに
お兄ちゃんと尋ちゃん達が来るよ!!」

慌てて立ち上がろうとする唯に

「大丈夫。
ピンポンが鳴ってから離れたって、間に合うんだから。」

そういうと。

「さっき『先生』って呼んだお仕置きもあるしね。
それに…………
嫌じゃなくなってきてるんでしょ?
とりあえず、慣れてきたキスをしよう。」

チュッチュッ…………

チュッ……………………

チュッチュッチュッ……………………

チュッ………………

「もぅ~!!!!!」

涙が出るまで続けられ…………

明日からは、絶対『先生』って呼ばない!!!って

心に誓ったの。
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